
クレーの日記『無限の造形』の紹介
クレーの作品を幾度かこのブログで紹介しています。この『無限の造形』は、クレーの講義のための覚書でもあり、創作メモでもあります。そう意味では、クレーの作品に隠されている意味合いを考えるためには欠かせない本だと言えます。造形上のフォルムや色彩は、自然界の法則・円環運動と無縁ではありませんが、簡単なスケッチと詩的な言葉でわかりやすく書かれています。クレーの『造形思考』が、この本にぎっしり詰め込まれているのです。日本人の自然観とよく似た表記もあり、わたしにはクレーの作品以上におもしろいものです。
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